2020年!オリンピックイヤーですね!
世界各国から、限界まで挑戦し、汗と涙を流し、勝負の世界を突き抜けたアスリートたちが日本にやってきます。凄いことですよね。一流と呼ばれる人たちは例外なく他者との戦いではなく、自分との戦いを極限まで貫いていく。だから、観る者、触れる者を感動させるし、涙させる。
さて、新しい年を迎える前に再確認しておきたいことがあるんです。それは、「志」なんですよね。著者にも絶対必要な「志」。志って何だ??って話しで、それは、夢に公を足したものが志なんですよね。公って、人や社会のために、っていうことです。
ああしたい、こうしたい、やりたい、叶えたい、それも夢かもしれませんが、大事なのは、この夢が誰のためになるのってことです。ここを熱く語れて、熱く書けるかどうかが大事だと思ってます。でね、熱く語れるものを持っている人は「孤独」と真剣に向き合い続けてきた人だと僕は思ってます。
「孤独」とは本来、新しい創造を意味するもの。新しい自分を発見するスタートだということ。孤独との向き合い方次第で、新しい自分を見つけ出す楽しさにもなれば、寂しさが強く出て他者にすがろうとする弱さにもなってしまう。
孤独とうまく向き合える人は、自分の考えや存在を充分に見つめる力が発動するため、他者に自分の影を探す必要はないし、わかってほしいなんていう気持ちにならない。結果どうなるかと言うと、自分の芯ができるし、信念や哲学が身についていきます。
本って、究極は著者の信念や哲学を魅せる商売です。だから「志」が極めて大切になります。「孤独」を恐れて「不安」になり、「寂しさ」を回避しようと安易な道を選択してしまう人があまりにも多いし、そんな人は著者になれません。
今の時代は昔と違い、決められたレールがなくなってしまったから、自分でボートを漕いで、目的地も自分で決めていかなければならなくなったから大変だと思う。昭和時代、平成初期までは、人はモノやコトで動いたけど、いまは「共感」でしか動かない。もしくは、「貢献」したいと思えるものにお金を使いたいっていう時代です。
だからこそ、よりよいスタートを切るために、わたしの「志」を真剣に考えていきましょう!
Clover出版営業本部長
桜井栄一